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チは、クラッチドラムの中に、内側と外側にスプライン状の溝を切った摩擦板を交互に並べ、テコ式の締め付け金具により締め付けることによりクラッチドラムの回転を推力軸に伝達する構造となっている。又ブレーキバンドを締め付けることにより、拡張環式ユニオンクラッチ同様推力軸は反転する。
(ロ〕ディスク式減速逆転機
この減速逆転機は、2・205図に示すように、クランク軸端に取り付けられたハウジングの中に、フローティングプレート(中間板)を挟んで前進摩擦板と後進摩擦板が取り付けられており、前進摩擦板、後進摩擦板には、それぞれ軸端に小歯車を取り付けた前進軸及び後進軸が取り付けられている。尚後進軸は中空になっており中に前進軸が通っている。中間板を前又は後に移動して、ハウジングとの間に前

 

 

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2・205図 ディスク式減速逆転機の構造図

 

 

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2・206図 ディスク式減速逆転機の作動図

 

 

進摩擦板を圧着すれば、前進摩擦板、前進軸、前進小歯車、の順に大歯車を駆動する。又後進摩擦板を圧着すれば、後進摩擦板、後進軸、後進小歯車、中間歯車の順に大歯車を駆動し、中間歯車が入っているので回転方向は反対となる。減速比は、小歯車と、大歯車の歯数を変える事により変更できる又中間板の操作は、通常テ

 

 

 

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